活動レポート東北コットンプロジェクトの活動レポートです。

仮設住宅訪問

2011.11.19

11月19日、翌週に荒浜で行う「秋のワタ見会」のお知らせをするために、近隣の仮設住宅を訪問しました。

実は11月26日は綿摘みをする「収穫祭」の予定でしたが、台風15号で畑が冠水した影響などで荒浜では生育が遅く、この日に収穫はあまり行えません。
しかし、生産農家さんからの「仮設住宅のみんなを元気付けるため、またプロジェクトの理解を得るため、ワタ摘みがなくとも地元向けのイベントをやってほしい」との声から、「ワタ見の会」というお祭りの開催となりました。
そこで、急遽イベントのチラシやポスターを作り、チームメンバーが仮設住宅にご案内にうかがいました。

仙台東部地域綿の花組合の松木さん、佐藤さんのご案内で訪問したのは仙台市内7ヵ所の仮設住宅。農地で綿を栽培していること、イベントを行うことを、一軒ずつ訪ねてご説明していきました。
お話しした方は、みなさん好意的に受け取ってくださいました。「ご苦労様です」と声をかけてくださるなど、お気づかいにかえって恐縮してしまいました。綿花栽培のことも「知っていますよ」という方も多く、地元に少しずつ根付きはじめているのでは、と感じます。

綿の花組合の佐藤さんは「お年寄りに、土の上に帰って来てほしいんです」といいます。
綿の種まきのとき、仮設住宅のお年寄りが何人か行ったそうですが、久しぶりに畑仕事をしているうちに表情が明るく変わっていったそうです。
「玄関を開けたらすぐに土があるという長年のくらしから一転、慣れない仮設住まいとなってしまったお年寄りに、土にふれて元気になってもらいたい」と佐藤さん。
そんな思いを仮設住宅から伝えていきたいと、つい最近ブログ「JR南小泉仮設住宅」を始めたそうですよ!

仮設住宅では、冬に向けて断熱材の工事が進んでいました。
また、軒先に柿を干しているお宅がたくさん。
このあたりは渋柿が多いので干し柿にすることが多いとか。
「とれすぎて困るとみんな近所に配っている。ここでもそんな近所付き合いをしているんだね」と同組合の松木さん。
厳しい状況下ですが、仮設住宅での日々のくらしが営まれています。

以前の日常を少しでも早く取り戻せるよう、東北コットンプロジェクトもお手伝いできればと思います。