活動レポート東北コットンプロジェクトの活動レポートです。

【チーム企業紹介】LLPW-X

2017.06.09

東北コットンプロジェクト、チームメンバーの紹介です。
いつも種まきや収穫にお揃いのTシャツでやってきて、ひときわ元気に作業をしている女性たちがいます。女子プロレス団体、LLPW-Xのみなさんです。

LLPW-Xは、女子プロレス界のレジェンドともいうべき神取忍さんが代表をつとめる団体です。プロジェクト発起人の一社、リー・ジャパンがウェアの協力をしていた関係で立ち上げまもなく参加をはじめ、荒浜2年目の収穫祭では、綿花畑の脇にリングを設置してプロレスの試合を披露。熱く激しい戦いに、参加者一同引き込まれていました。神取さんは「プロレスを通じて、何度でも立ち上がっていくことの大切さを伝えたい」と復興を応援するメッセージを力強く語っていました。

その後毎年欠かさず作業の手伝いに来て、5年目になります。試合が重ならない限り、選手全員で参加してくれてるそうです。
「来るときは全員で、団体あげて来ようって。ボランティアって必要なことじゃないですか、社会に貢献できなきゃダメだよねって」と神取さん。震災直後に仮設住宅を訪問したり、炊き出しに行ったりという活動はしたけれど、このプロジェクトは継続してできるのがとてもいい、とも。
「ひとりでは何もできないけど、小さい力がみんなでやると大きい力になることを実感しました」(井上貴子選手)、「コットンについて全然知らなかったけど、強い作物ということを知って、よく考えて持ってきてくれた人がいるなと思いました」(遠藤美月選手)と、みなさん参加の意義を語ってくれました。
昨年の神取さんの選手生活30周年大会では、プロジェクト参加企業と協力して東北コットンを使用したマフラータオルを限定で販売、この活動や綿花の説明を記念のパンフレットにのせたとのこと。「地味な活動ですけど」といいながら、プロジェクトを知らせる役目を担ってくれています。

毎回東京を早朝に出て車で5時間かけて来て、終わるとすぐに帰っていく姿がいつも颯爽としています。
「移動は全国慣れているから。試合は別だけど、これに関しては自分たちで運転してきています。ほかにどこかに寄ったり?しないですよ、これが目的なんだから」と、いさぎよく、かっこいい!女子プロレスの魅力はこんなところにもあるのかもしれません。